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【至高の一品】カードゲーム用!段ボールテーブル開発秘話

みなさんこんにちは!カネパタイの鈴木です。

本日は、カネパ日本本社が4年前に開発し、今も楽天市場で地味に売れ続けている「カードゲーム用段ボールテーブル」の開発秘話をお届けします。

 

カネパは製造業向けの梱包設計が得意なのですが、実はこんな面白い製品も作っているんです!

それにしても、B to Bの梱包設計企業である当社が、なぜ、B to Cの「カードゲーム用段ボールテーブル」を開発販売するに至ったのでしょうか?

 

今回は、その開発に至るまでのストーリーを、本社設計部の青木主任にインタビューしました。

ぜひお読みいただけたら嬉しいです。

 

楽天市場販売ページ:収納付き  トレーディングカードゲーム 段ボールテーブル

  • カードゲーム至高の一品!収納は最適なサイズのストレージを完備!
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ものづくりがしたくて入社しました

設計開発部主任を努めている青木(41歳)と申します。カネパッケージには2001年に入社しました。

入社した一番の理由は、ものづくりをすることが好きだからですね。

自分で設計した物を自分で制作し、評価する仕事が非常に面白そうで、自分に合っていると思いました。

 

段ボールテーブル開発のきっかけ

最初のきっかけは、2021年からコロナウィルスが蔓延し、外出の機会が極端に減ったためですね。

気軽に外に遊びに行けない状況で、自宅で子供たちと遊べるカードゲームは非常にありがたかったです。

しかし、だんだんとカードが増えてきて、遊びっぱなしで乱雑なテーブルを見た妻に怒られてしまいました(笑)

 

そこで収納付きのテーブルが欲しいと思い、オンラインで購入できないか探し回ったのですが、なかなかいいものがなくて。

オンラインで買えるものは、下記の理由でNGでした。

 

  • テーブルのサイズがカードゲームに適さない
  • 収納スペースが小さい
  • 高い(2~3万ほどする)

 

じゃあいっそ、自分で作っちゃえ!と思いまして、

全てを兼ね備えた「最も使いやすいテーブル」を開発することにしたんです。

 

―鈴木:そこで作っちゃうのが、すごいですね!さすが設計部係長。(笑)

 

段ボールテーブルの特徴や機能

段ボールテーブルの主な機能と特徴は、下記になります。

 

  • カードを2000枚以上収納可能
  • 軽量、安価
  • パーツ分割可能
  • 運搬や非使用時の収納も容易
  • ぶつかっても痛くない(子供の安全確保)
  • 耐久性(大人が体重をかけても大丈夫)

 

なんといっても、段ボールなので、いらなくなったら気軽に捨てられるのが一番のメリットかなと思います。

開発にあたり、苦労した点はなんですか?

企画開発、設計試作、検証からマーケティング、製造にいたるまで、ほぼ一人でこなした事ですね。

今までこういった商材を扱っていなかったので、ほぼ手探りの試みで、色々な経験ができたと思っています。

 

試作品がTwitterでバズる

試作品のでTwitter(現X)に投稿したところ、思いのほかバズって、引き合いが殺到したのが一番印象深かったですね(笑)

オンラインマーケティングのすごさを体験しました。

 

もともと販売予定ではありませんでしたが、たくさんの高評価とコメントをいただき、「これなら売れる!」と思いました。

ちょうどその時、カネパの楽天ショップがオープンしたばかりだったので、そこに掲載し、販売したい!と思い、社内を説得。

結果的に楽天経由で販売が伸び、多くのお客様に買っていただけたのが嬉しかったです。

 

身近な使用者やお客様の声

ご購入いただいた方からは、このようなコメントを多くいただいています。

 

  • 木ではないのに、耐久性があってすごい
  • 高さもサイズも丁度良く使いやすい。
  • 机に収納がついている事が面白いので、自ら片づけをしたくなる
  • 安全
  • ナチュラルな風合いで、室内の景観を損ねない

 

保育園でカードゲームではなく、単に収納付きの机として活用いただいているという事例もあり、ポジティブな評価が多く嬉しかったです。

 

一方、カードゲームをする友人からは「足を取り外しによるコンパクト化」を提案してもらい、設計変更を行うことで、さらに仕様をグレードアップすることができました。

やはり、こういう時は仲間の大切さを感じます。

 

今後どんなモノづくりをしていきたいか

この段ボールテーブルは、コロナ禍で業務量が減ったことで十分な時間を使って開発ができましたが、今は通常業務がメインなので、なかなか自由に設計をする余裕がなくなってきてしまっています。

 

忙しいと忘れがちですが、些細なことでもアイデアを形にするのが設計の大事な部分なので、家具のみだけでなく、「こうだったら便利だよね」という発想はいつも大切にしていきたいです。

 

お客様のかゆいところに手が届く、そんなモノづくりをしていければと思っています。

 

鈴木:青木さん、本日はお忙しい中ありがとうございました!

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