こんにちは!カネパッケージタイランド・営業担当の鈴木です。今回は、タイで仕入れた製品を日本で販売する際の梱包についてお話いたします。
タイの製品を日本へ輸出している個人事業者や企業担当者の方は、ぜひお読みいただけたら嬉しいです。
タイから日本への輸出する際のパッケージ
タイのアロマオイルや石鹸といったスパ製品、調理器具などの生活雑貨は、品質が高いわりに価格が安いため、日本でも人気がありますよね。これらの商品を求めて、日本だけでなく世界中からバイヤーが集まっています。
いい製品を見つけ、いざ日本に輸出したいと思ったときに、その製品を入れる最適なパッケージが見つからず困ったことはないでしょうか?
日本で販売するためには、自社のロゴや日本語の表記が必要です。日本であれば、そういったパッケージ業者を見つけることは難しくないですが、ここタイでは簡単ではありません。
自社オリジナルのパッケージを作ろうにも、小ロットに対応してくれる業者は少ないのが現実なのです。
小ロットは対応可能な箱メーカーが少ない
パッケージは機械を動かして製造する量産品のため、最小ロットが大きく、少量のオーダーに対応するのが難しい製品です。
原料となる紙はある程度まとまった枚数で購入しなければいけません。また製造のたびに金型を起こし、量産のための細かな調整もしなければいけません。
このように、売上に対して手間がかかるため、大手のパッケージメーカーは小ロットの仕事を引き受けないことが多いのが現状なのです。
「小ロット」、「多品種」ならカネパタイにおまかせください!
一方、弊社カネパッケージは、標準紙を常に在庫しており、小さなロットでも機械の最低生産量に合わせ、紙をご提供することが可能です。
また、小さなビジネスでもお客様の立場に立った設計をしています。たとえ少量の生産であっても、量産時の微妙な金型調整を行い、予算内で製造することが可能です。
品種が多ければ多いほど現場の作業は煩雑になりますが、カネパッケージの組織はコンパクトなので、大手梱包メーカーにはできない、小回りのきく対応をすることが可能です。
このような弊社の小ロット対応のサービスは、個人事業者様の強い味方なると確信しています。
小ロット対応の実例
小ロットでの対応をさせていただいた実例をご紹介します。
出張ベースでタイに仕入れにお越しになり、日本で雑貨屋さんを営んでいる会社様の事例です。
そのお客様は、新製品「石うす」の箱が見つからずお困りでした。そこで弊社で設計製造、タイ国内の石うす業者様に納品させていただくお手伝いをさせていただきました。
当初ご希望だったコンセプトは「石棒」と「石うす」両方を格納した箱。石うす製品は、丸と四角2種類の展開です。
お客様は可能な限り小ロットをご希望だったため、「丸い石うす」「四角い石うす」の両方を同じ箱にれられるように「箱の共通化」をご提案しました。
もちろん箱の発注数が半減することで弊社の売上は減ってしまいますが、お客様の立場に立ったソリューションが何より大切だと考えています。
印刷データは、日本語の製品メッセージを英語やタイ語に翻訳するお手伝いをし、刷版に起こす作業も弊社設計部で対応いたしました。
完成品はこちらです。
四角いクッションの有無で、丸と四角両方の石うすに対応しています。
箱の生産が完了した後、納品先はローカルの石臼業者様です。
ご担当者様はタイ語以外話せませんので、弊社のタイ人スタッフから、箱の組み立て方をご説明。
無事にお客様の希望に沿った形で石うすを梱包、石うす業者にて日本への出荷を完了することができました。
カネパタイならではのきめ細やかなサービス
弊社カネパッケージタイランドでは、たとえお客様がタイにお越しいただけなくても、ローカル業者とコミュニケーションとったり、納期の調整をしたりなど、大手業者にはできないようなきめ細かな対応をすることが可能です。
もしこのようなことでお困りのお客様がいらっしゃれば、ぜひお気軽にご相談ください!