こんにちは!
2024年になりましたね。今年はどんな一年になるでしょうか。
今回は昨年を振り返るために、2023年における“パッケージング業界のトレンド”をご紹介します。
参考にした記事はこちらです。
参考記事:Top trends in packaging 2023 | Packing gateway
この記事によると、2023年にパッケージング業界の将来に影響を与えていたのは、次の3つのトレンドだということです
- インフレ
- 持続可能性
- デジタル化
それでは順番に見ていきましょう。
インフレ
業界では多くの企業が原料価格上昇に対抗する解決策を模索しています。世界的な消費財メーカーのユニリーバは、廃棄物管理の専門家テラサイクルと提携し、クノールのスープとソース用の包装ソリューションを開発。その結果、環境への影響とコストを軽減しました。
ディアジオのジョニーウォーカーは、紙で包装されたスタイルのパッケージを採用することで、コスト節約と持続可能性を同時に実現しました。
世界中の消費者の 55%が、インフレが家計に及ぼす影響を非常に懸念しているといわれており、梱包業界も例外ではありません。製造業者はコストを吸収するか、消費者に転嫁するかを決める重要な局面にあるといわれています。
参考記事:Knorr R&D’s packaging innovation is tackling plastic waste
参考記事:Johnnie Walker to Be Sold in a 100% Paper Bottle by Early 2021
サステナビリティ
環境問題は2023年においても重要な要素であり、世界各地で環境に配慮した法規制や立法が導入されています。
米国では、カリフォルニアなどの州やシアトル、サンフランシスコなどの都市が、包装廃棄物の削減を目的とした現地法を施行しており、英国では、生産者に包装廃棄物の処理責任を負わせるため、拡大生産者責任(EPR)制度を導入しました。
EUでは、詰め替え可能な製品を増やすなどの規制を強化しており、企業はこれに対応する必要があります。
消費者の実に50%が製品のパッケージがどこで、どのようにリサイクルできるかを知ることを必要とし、27%は製品のパッケージがリサイクル可能であることを重視しているといわれています。
やはり、梱包材を破棄することによる環境への影響は今後も無視できません。
参考記事:Extended producer responsibility for packaging: who is affected and what to do
デジタル化
デジタル化や自動化はサプライチェーンの効率向上、問題があった際の防止策、そしてESG経営にも役立ちます。
そのため企業は新技術への投資とデータ管理の改善を推し進めています。例として、多国籍包装会社DS SmithはAVGを使用して倉庫業務を自動化、大幅に改善しました。
梱包・パッケージのコスト削減、サステナビリティ対応はお任せください!
市況や世の中のトレンドが移り変わるにつれて、パッケージ業界にも徐々に影響を与え始めています。
2024年のマーケットはどのような変化を我々にもたらすでしょうか。
当ブログでは日本やタイだけでなく欧米やその他アジアの業界トレンド情報を今後も発信していきます。少しでも御社の業務のヒントになることがあれば幸いです。
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